出版社内容情報
一般庶民の識字率の実態を明らかにすべく、17世紀初期の地方文書から明治期の行政文書までを駆使して叙述された、従来の日本教育史の議論にメスを入れる刺激的な研究。
内容説明
識字率20%!?江戸時代民衆の読み書き能力は、本当に高かったのか?日本教育史の議論を根底から覆す名著。
目次
第1章 兵農分離・庄屋層―江戸初期
第2章 署名・符牒・印鑑―江戸初期
第3章 農書・家訓・地方文人―一八世紀
第4章 民衆の学び・手習所・農村知識人―一九世紀
第5章 日本訪問記・入札―一九世紀
エピローグ 壮丁教育調査資料―明治期
著者等紹介
ルビンジャー,リチャード[ルビンジャー,リチャード][Rubinger,Richard]
1956年、アマースト・カレッジ卒業。1979年、コロンビア大学で博士号取得。ヴァンダービルト大学、ハワイ大学、コロンビア大学で教鞭をとり、1989年よりインディアナ大学教授
川村肇[カワムラハジメ]
1960年生。1986年、東京大学教育学部卒業。1991年、同大学院教育学研究科退学。博士(教育学)。鳴門教育大学助手を経て、1995年から獨協大学で教鞭を取る。2006年、同国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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